自動審査と本審査について
昔は消費者金融の審査は時間がかかるのが当たり前で、申込みから融資まで数日間かかるのが一般的でした。
しかし、現在はインターネットの普及により、消費者金融の審査にもスピードが求められるようになり、申込みから融資までかなりの期間がかかるところは敬遠されがちです。
実際の審査時間については消費者金融によってまちまちですが、近年では簡易審査なら数秒単位。本審査でも最短30分というところが多くなってきています。
では、なぜこれほどまでに素早く審査できるようになったのでしょうか?
その秘密は、消費者金融の審査方法が『自動審査』と『本審査』の2段階にわかれていることにあります。
どちらも融資可能かどうか判断するための審査にかわりはないのですが、その内容には大きな違いがあります。
まず自動審査とは、インターネットのオンライン上で申し込んだ場合、コンピュータによって行われる機械的な審査のことです。
各消費者金融は審査にそれぞれ一定の基準をもうけており、コンピュータが入力されたフォームに自社の基準を当てはめ、審査基準を満たしているかどうか判断してくれます。
コンピュータの診断なので、自動審査は数秒で済みます。
自動審査で融資可能と判断された場合、次のステップとして本審査が行われます。
本審査は人の手によって行われ、申込み内容に誤りや虚偽はないか。信用情報に問題はないかなど、最終チェックが実施されます。
また、記載された住所や勤務先にちゃんと在宅・在籍しているかどうかについて、電話で確認が行われます。
たとえ自動審査を通過しても、本審査で問題が見つかった場合、審査には通りません。
自動審査はあくまで仮審査に過ぎませんので、実際に融資を受けられるかどうかは本審査にかかっていると言えるでしょう。
自動審査はコンピュータが機械的に判断しているので、たとえ虚偽の情報を記載しても通ることができますが、偽の情報は本審査で発覚してしまいます。
虚偽の申告を行うと、審査する上で大きく不利になってしまうので、スムーズかつ確実に融資を受けたい場合は、正確な情報を間違いなく入力するようにしましょう。